校長室より

校長あいさつ

  本校のホームページをご覧いただき有り難うございます。
 高雄日本人学校は、昭和44年に設立され今年で46年の歴史を持つ日本人学校ですが、児童・生徒数の減少と校舎の老朽化に伴い、2014年9月に現在の地である苓雅區中正國小学校内に引っ越しをいたしました。高雄市は、熱帯に位置しますが海岸沿いの都市であるため、海陸風が吹き寒暖差の割に少ない過ごしやすい都市です。また、海運業の発達した港湾都市、沿岸部を中心とした工業都市として発展してきましたが、近年は市の西側を流れる川「愛河」を中心に観光都市へと脱皮しつつあります。本校は校訓である「たくましい子」「考える子」「思いやりのある子」を育成するため、基礎的内容の確実な定着と学力の向上、体験的な学習の推進、中国語・英語教育の充実、現地理解・現地校との交流学習の推進、道徳的実践を図る道徳教育の充実、心身の健康維持と体力の増進、安全管理の徹底などを重点事項に定め、毎日の教育活動に取り組んでおります。どうぞ、高雄日本人学校においでください。
校長 高橋友幸

教育方針

 教育目標

  1. 日本国民として必要な基本的素養を育み、また国際社会に生きる者としての基本的素養を育む。
  2. 変化の激しい社会に対応し、生涯に渡って学習し続けるために必要な、基礎的・基本的な学力を確実に身につけさせる。
  3. 知・徳・体・情・意、それぞれが上質でかつそれらのバランスがとれた人間を育成する。

 校訓…「高雄の子ども」

 た・・・たくましい子
 か・・・考える子
 お・・・思いやりのある子

学校経営方針

1,教職員の基本姿勢
  私達には、自ら望み在外教育施設に赴任したという原点を忘れない、高い職務意識が 求められています。在外教育施設の教育環境はもともと困難が伴うもので、それに耐え 工夫し質の高い教育を行う責務を有しています。
2,学校経営の基本
 本校の教育目標を達成するため、教育内容の充実を図るとともに、高雄ならではの特色ある教育課程を編成・実施しなければなりません。
また、中正国小の一部を借りて開校していることを、本校の特色として前向きに捉え、本校の教育効果を高める一助にしなければなりません。最終的には、児童・生徒が夢や希望を持ちながら未来を拓こうとする、校風の継承と新たな伝統の樹立に努める必要があります。以下の7点に重点をおき学校経営を進めます。
(1) 基礎的・基本的学力の確実な定着と問題解決能力を養い、主体的に学習する児童・生徒の育成に努める。
① 児童生徒のレディネスを多面的かつ確実に把握する。
② 適度に抵抗感のある課題提示を工夫し、自ら課題解決しようとする意欲を高める。
③ 教材研究を徹底し「分かり易い」授業構成を行う。教材の構造、関連、系統分析を徹底し、個々の児童・生徒に合った指導を行う。
④ 教える場面と考えさせる場面、思考活動及び発表活動の方法と場を適切に組織し、主体的に活動する能力と問題解決力及び表現力を育成する。
⑤ 授業中に行う形成的な評価を特に重視し、総括的な評価等と合わせ評価活動を適切に行いフィードバックを徹底することにより理解を確かなものとする。
⑥ 自主学習とドリル学習の効果を再認識し、定期的継続的に実施、支援する。
(2) 基本的生活習慣の確立と社会性の育成を図り、心身の健やかな成長と体力の維持・増進に努める。
① 身体の清潔と時間を守ることに特に配慮した指導を行い、日々の継続的な指導をとおして、学年相応の基本的な生活習慣を確立する。
② 学校行事への取り組みや見学学習の準備実施等をとおして、少ない学級集団の中でも、社会性が育成されるよう十分に配慮した指導を行う。
③ 本校児童・生徒の運動能力が全般的に低いこと、持久力など特定の種目で低いことを十分理解し、年間を通して体力を向上させる指導を行う。
④ 少人数の良さを生かし、一人ひとりの成長の度合いを確実に見取り、個に応じた指導をとおして、心身のバランスのとれた成長を促す。
(3) 日本の自然・社会・歴史・文化をしっかり学ばせ、自己理解、自国理解を通して日  本人としてのアイディンティーの確立を図るとともに、他国の人々と協調できるグローバル人材としての素養の醸成に努める。(グローバル・コンピテンス)
① 学部集会などで、日本の自然、文化、行事、歴史等の話を行い、日本を思い、親しませ、日本人としての自意識を確立させる。
② 日本台湾重国籍児童生徒の割合が多く、しかも日本語能力が低い児童生徒が多い現状に配慮し、正しい日本語の習得が行われるよう、言語環境の整備に努める。
③ 中国語の学習や現地校との交流をとおして、台湾の人々と協調しながら生活しようとする態度と能力を育成する。
④ 中正國小内にいて、日常的に台湾人児童や教職員と交流している強みを生かし、人種や国籍によって偏見を持たない、グローバル人材としての基礎と素養を養う。
(4) 児童・生徒一人ひとりの個性の伸長を図りながら、夢や希望を育み自己実現をめざすキャリア教育を推進する。
① 一人ひとりの良さを認め、称揚することを基本に日々の教育活動を行い、一人ひとりの個性を伸長する。
② 中学部進路指導の充実を図ることはもちろん、小学部でも見学学習などをとおして学年相当のキャリアを育成する。
(5) 学校行事の目的意識をしっかり持たせ、協働の精神を養うとともに、感動体験を積み重ねさせる。
① 年間を通して学校行事をバランス良く配置することにより、ショートスパンで活動目標が立てやすいようにし、他の児童・生徒と協力して活動に取り組み完成させる成功体験を繰り返し得させる。
② 儀式的、文化的、健康安全体育的、旅行集団宿泊的、勤労生産奉仕的な行事をバランス良く計画し、それぞれのねらいに合った行事を組織的に計画する。
③ 学級集団として学校行事に取り組む活動を充実させ、学級の一員としての自覚と学級集団との連帯感を感得させ、協働して物事に取り組む姿勢を育成する。
(6) 児童・生徒の生命・身体の安全と健康を維持するため、危機管理体制の更なる確立と徹底に努める。
① 避難訓練や不審者対応訓練、保護者引き渡し訓練などを充実させ、児童生徒の生命・身体の安全管理を徹底する。
② 安全な台湾で生活していることによる、安全管理意識の低下を、年間バランス良く配置した訓練等をとおして防止する。
③ 警備員の配置、監視カメラの設置運用をとおして、校内における児童生徒の安全管理を徹底する。
(7) 保護者・地域社会との連携を深め、地域の企業見学や人材の活用を図るなど、その教育力を生かし、児童・生徒の活動の場を広げる。(コミュニティースクールの理念、方法、実態を理解する)
① 特に中正國小PTAや周辺住民の方への理解を得る努力を普断に行い継続する。
② 中正國小児童への日本語指導を本校の負担を勘案しながら継続して行う。